日本臨床麻酔学会誌
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〔日本医学シミュレーション学会〕第11回日本医学シミュレーション学会 シンポジウム ─伝える力をみがく─
伝わるプレゼンテーションのありかた「ポイントを絞って文字数を減らせ」
森本 康裕
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2017 年 37 巻 1 号 p. 116-120

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抄録

プレゼンテーションでは,限られた時間内にできるだけ多くの情報を聴衆の記憶にとどめることが重要である.ずばり「ポイントを絞って文字数を減らせ」が本稿の主張である.一般演題を想定すると,まず「はじめに」「対象と方法」「結果」「考察」「結語」といった定型的な流れがある.まずは形に沿って必要な情報を書き出す.次に,内容をよく吟味して重複した表現など内容を簡潔にしていく.できるだけ短い単語を組み合わせて模式的に表現したい.その上で,図にできる部分はできるだけ図で表現する.グラフや表も単にデータを入れるだけでなく,より見やすいように設定を細かく修正することが重要である.最後の作り込みで伝わり方が大きく異なってくることを強調しておきたい.

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© 2017 日本臨床麻酔学会
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