日本臨床麻酔学会誌
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ダブルルーメンチューブにより左主気管支膜様部損傷をきたした1例
那須 倫範吉田 仁山田 正名荒井 理歩長岡 治美片岡 久嗣
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2017 年 37 巻 3 号 p. 327-330

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抄録

症例は52歳,女性.原発性左上葉肺癌の診断で胸腔鏡下左肺上葉切除術が予定された.35Frの左用ダブルルーメンチューブ(DLT)を用いた気管挿管操作に難渋することはなかった.術中の片肺換気は異常を認めず,バイタルサインも落ち着いていたが,肺切除後にリークテストを行ったところ縦隔より気漏があり,DLTにより左主気管支膜様部損傷が生じていることが判明した.開胸直視下に修復術が行われ,術後経過は良好であった.DLTを用いる際には,気管・気管支損傷を起こしうることを認識する必要がある.

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© 2017 日本臨床麻酔学会
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