公益財団法人日本心臓血管血圧研究振興会附属榊原記念病院麻酔科
2019 年 39 巻 4 号 p. 446-451
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われわれは,TAVI症例数の増加に対応するため,手技時間の短縮を目的として麻酔方法を全身麻酔から局所麻酔併用の鎮静に変更した.これにより,単位時間内の手技施行件数は増加し,循環変動の安定化も図れることが示された.手技の安全性に関しては,統計的にも近年では局所麻酔+鎮静の優位性が示される傾向にある.手技の一般化による安全性の向上が有意差を生じた原因の可能性はあるが,局所麻酔+鎮静はTAVIの麻酔方法の一般的な方法として今後普及すると考えられる.
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