弘前大学大学院医学研究科麻酔科学講座
2019 年 39 巻 5 号 p. 586-591
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日本の麻酔科医の社会的地位について歴史的に論じた.1960年に麻酔科が特殊標榜科として認められた.麻酔科標榜医の資格は適当な指導者の下で2年間の訓練を受ける必要がある.このために日本麻酔学会は1962年には麻酔科標榜医を認定するために麻酔指導医認定制度を作った.わが国の医学界で最初の専門医制度であった.この制度によって麻酔科医の医学界における地位は向上したが,社会における認知度は依然として低いと言わざるを得ない.学会としても麻酔科医の情報を社会に向けて発信する必要がある.
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