日本臨床麻酔学会誌
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第25回日本麻酔・医事法制(リスクマネジメント)研究会 シンポジウム ─医療機関における弁護士の役割:現状と今後の展望,課題─
医療機関における弁護士の役割:病院経営の立場から
三宅 京子
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2020 年 40 巻 1 号 p. 101-104

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抄録

弁護士は医師と敵対する立場にあると考えていませんか.弁護士を病院に常駐させることは,病院やスタッフにとって多くのメリットがあります.発展を続ける医療分野では,医療従事者は新たな知識や技術を身に着け実践することに労力を費やすため,その他の急激な社会変化や院内外の事情変化への対応を負担と感じる人も多い現状があると考えます.そのような現状に対して,病院内に病院運営や経営に関わる弁護士を常駐させ,院内外の調整役として活用すれば,コミュニケーションや交渉がスムーズに進みます.

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© 2020 日本臨床麻酔学会
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