日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会第43回大会 教育講演
気道管理戦略─疑問から解決の道を探る─
枝長 充隆
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2025 年 45 巻 2 号 p. 126-134

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抄録

手術を受ける患者に対する気道管理戦略を皆様はどのように考えて,実践していますか? ガイドラインや過去の文献が大いに参考になるのは,事実であろうと思います.上記のデータを基盤として,気道管理戦略のアルゴリズムとしては,一般的に以下のような流れがあると思われます.①電子カルテの患者背景や術前診察によって気道評価を実施する,②気道管理のリスク評価を実施する,③手術術式も加味して気道管理戦略を練る,④気道関連器具,モニタリングの準備や人員の確保をする,⑤実践し,発生した事象に対して臨機応変に対応する.しかし,臨床現場では,予測しない事態を経験することも避けられないことです.予測困難な事態に遭遇した場合,対応した麻酔科医の頭の中は,その時点で混乱を極めることが推測されます.解決に導くために知っているガイドラインや過去に読んだ文献から決定事項を導き出し,それに従って対処したとしても,自分の思ったように事態の改善が見込めない場合,更なる疑問が頭の中を渦巻くこととなるでしょう.本稿では,考えてきた気道管理戦略通りにならない時にどう対応すべきか,自身が経験したいくつかの事例を挙げて考えていきます.

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