水戸済生会総合病院麻酔科
茨城県立中央病院麻酔科
1995 年 15 巻 5 号 p. 419-422
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咽後膿瘍を有する小児に対する切開排膿術の麻酔を経験した.患児は仰臥位になると無呼吸となるため坐位のままセボフルラン,笑気,酸素を使用し,麻酔を導入した.気管内挿管時も低酸素血症,膿瘍の破裂をきたすことはなく円滑な導入を行なえた.本疾患患者の麻酔に際しては,術前に気道の状態を十分に把握し,愛護的に気道を確保することが大切である.特に小児の場合,協力が得られにくいので,麻酔導入は迅速に適切な深度に至る方法を選択する必要がある.
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