日本クリニカルパス学会誌
Online ISSN : 2436-1046
Print ISSN : 2187-6592
学会報告(第9回学術集会)パネルディスカッション1 がん診療とクリニカルパス ―あらゆるがん診療はパスでカバーできるか?―
久留米大学病院におけるがん診療とクリニカルパス
藤田 博正野田 順子三浦 比呂子久留米大学クリニカルパス委員会
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 11 巻 2 号 p. 171-174

詳細
抄録

 久留米大学病院のクリニカルパス使用率は60%であるが、がん診療クリニカルパスの使用率は35%と低い。がん診療クリニカルパスにたいする意識において医師と看護師に差はない。若手医師はがん診療クリニカルパスにも比較的適応している。一方、ベテラン医師はその必要性は大いに認めつつもなかなか適応できていないようである。今後、(外来)化学療法パス、地域連携パス、がん緩和ケアパス(がん疼痛緩和治療を含む)の導入が期待されている。

著者関連情報
© 2009 一般社団法人日本クリニカルパス学会
前の記事 次の記事
feedback
Top