2006 年 8 巻 3 号 p. 256-257
業務の簡素化及び記録の削減を目的に、診療情報の一元化記録を導入した。その導入前後の記録の変化を検討した。整形外科及び内科の医師及び看護師記録の字数を調査したところ、いずれも一元化記録導入で増加していた。また、以前は職種によって記録用紙も保管場所も異なっていたが、すべて診療録に統一された。記録字数の増加は、他の職種の人に見られるという緊張感から、誰が読んでも内容を理解できる記録を心がけるようになったためと考える。業務の簡素化及び記録の削減に関しては、評価方法も含めて今後の検討が必要である