応用地質
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1999年9月台湾大地震 (集集地震) による被災概況
中筋 章人谷内 正博佐野 正明塚本 哲藤原 賢也
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2000 年 41 巻 3 号 p. 155-164

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抄録
1999年9月21日, 台湾中部で発生した大地震は集集地震と呼ばれ, マグニチュードMS7.7という兵庫県南部地震の約10倍のエネルギー規模であった. この地震による被害は, 震源に近い南投懸・台中懸を中心に, 死者2,321名, 全半壊52,000棟以上 (1999年10月11日時点) に及んだ.
本報告は, 地震発生から約1か月後に現地調査した結果をとりまとめたものであり, とくに都市施設被害と地盤, 地震断層と土木施設被害などに関し被害状況を記載するとともに, これに対する応用地質的な解釈を加えたものである.
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© 日本応用地質学会
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