教育情報研究
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音声ペン学習プロセスログデータ分析に基づく小学生の英語能力向上のためのモデル化・検証に関する研究
椿 美智子権田 駿加藤 直広前田 善裕
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2015 年 31 巻 1 号 p. 43-54

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抄録
文部科学省は平成23年度より,小学校の新学習要領において,英語学習における第5・6学年での「外国語活動」の必修化の全面実施を行い,さらに第3・4学年における必修化の検討も行っている.また,初等中等教育段階からのグローバル化に対応した教育環境作りを進めるにあたり,小中高等学校を通じた英語教育改革を計画的に進めるための「英語教育改革実施計画」を平成25年に発表した.そこで,本研究では小学校の2年生の英語学習プロセスログデータを収集し,本調査学習前テストの各分野(リスニング,リーディング,ライティング,スピーキング)の偏差値に基づくクラスタリングによりタイプ分けを行い,学習パターンにおいて共通点があるかログデータの分析を詳細に行い,小学生低学年から英語教育を始めるにあたり,各タイプでどのような勉強法が英語の能力向上に有効であるかモデル化・検証を行った.それにより,各タイプに有効な学習方法を示すことが出来た.
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