抄録
020年度全面実施の中学校学習指導要領(平成29年告示)解説技術・家庭編では,人工知能の利用法の検討や,生活や社会における問題を,ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによって解決する活動が新しく学習内容に追加され,社会問題とネットワークに関する内容を関連させて学習することが示された.本研究は,人工知能の自然言語処理を利用したチャットボットを題材としたネットワークによるプログラミングを体験的に学習する指導過程を検討し,中学生を対象に実践を行い,その効果を検証した.実践の結果,生徒自身が身近な問題から課題を設定し,プログラミングを通して解決する活動を体験することで,プログラミングへの興味・関心が向上し,人工知能の学習の必要性を感じた生徒が確認された.