抄録
近年,製造業においても急速にデジタル化が進んでいる.情報技術の進化に伴いものづくりの形が変化していく中,学校教育においても,デジタルファブリケーション技術などの学習が求められている.そこで本研究では,「デジタル製造技術」を題材に,ものづくりのデジタル化の取り組みを学習すると共に,これらを既存のものづくりとの比較を通して,今後の日本のものづくりのあり方について考察する指導過程を考察し,授業実践でその効果を検証することとした.中学校第3学年の生徒を対象にした授業実践では,近年の製造業のデジタル化に触れ,その仕組みについて指導を行うとともに,日本のものづくりが今後どうあるべきかについて考える活動を行った.実践の結果,デジタル製造技術に関する基本的な知識が定着すると共に,これからのものづくりに対して考察し,自分の考えをもつ姿が確認できた.