2004 年 24 巻 2 号 p. 125-130
本研究の目的は、中学校の体育教師が専門職としての生活についてどのような関心を抱いているのか明らかにするとともに、そこでの彼らの最大の関心事やその理解の仕方を分析することにある。
この目的達成に向け、オープンタイプの質問に対する中学校体育教師400人のデータが帰納法で分析された。さらに、より理解を深めるために、中学校体育教師8名に対してインタビューを実施した。加えて、質的事例研究を行うために、関連文献に示された多様なデータが収集された。
データは、筆記文、記号化、カテゴリー並びに対象に分類された。また、この研究の妥当性と信頼性は、研究に対する信頼性を高めるために、専門家によるミーティング、参加者によるレビュー双方によるマルチアングルアプローチを用いて検討された。
分析の結果、教師の関心は生徒、授業、義務並びに自分の利益に分類された。