2025 年 6 巻 2 号 p. 102-106
糖尿病性足潰瘍は, 糖尿病の最も重篤で一般的な合併症の1つであり, 易感染性により深達性・難治性となりやすく, 下肢切断に至るケースもある.下肢切断は患者の生活の質を低下させ, 生命予後にも影響し, 医療経済に大きな負担となる可能性がある.
今回われわれは, 糖尿病患者の難治性足潰瘍に対し, 陰圧閉鎖療法とヒト羊膜使用組織治癒促進用材料(EPIFIX®)を併用した治療を行い, 足趾を温存し歩行機能維持を達成し得た症例を経験したので, 若干の文献的考察を加え報告する.