日本遺伝看護学会誌
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研究報告
先天性しょうがい児をもつ家族へのケア ―家庭分娩が主だった時代に活躍した助産師の経験―
阿部 志保安藤 広子
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2008 年 6 巻 1 号 p. 1-8

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抄録

 家庭分娩が主だった時代に活躍した助産師の家族ケアの経験を明らかにすることで、先天性しょうがい児をもつ家族へのケアのあり方を考察することを目的とした。1940年から1950年代に地域で活躍していた70歳以上の助産師3名に対して面接調査を行い、調査結果は質的分析を行った。経験として語られたケースは、口唇口蓋裂に代表される外表奇形が多かった。当時の助産師が行っていた家族ケアは、病院・地域との連携、医療・療育への援助、次子妊娠に伴う遺伝相談、家族への精神的援助など多岐に渡り、これらのケアは長期的、継続的に行われていた。以上のことからケア提供者は、多方面、多職種にケアの必要性を説き、実践につなげていくマネジメント能力とコーディネート能力をもっていることが重要と考えられた。また、常に対象者に何が必要なのかを考え、社会の偏見から守り、自身の看護観を反映した家族ケアを実践していくことが大切であると考えた。

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© 2008 日本遺伝看護学会
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