頭頸部外科
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症例
腎摘出術後26年で副咽頭間隙に転移を来した腎明細胞癌の1例
櫛橋 幸民嶋根 俊和寺崎 雅子江川 峻哉石橋 淳北田 良裕
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2015 年 25 巻 1 号 p. 43-47

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抄録

腎明細胞癌は血流豊富な腫瘍であり全身のあらゆる組織へ転移する事で知られている。その中でも頭頸部への転移は比較的まれであるが,文献報告ではしばしば散見される。今回われわれは腎摘出術後26年を経て右副咽頭間隙,右肺S10,膵体尾部へ同時期に転移を来した腎明細胞癌の1例を経験したので文献的考察を加え報告する。

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© 2015 特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
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