抄録
加工用トマトの遺伝子型と環境の変異が, 果実中のβ-カロチン及びアスコルビン酸含量に及ぼす影響を調査した. 供試材料とし♦て ‘Alpha’,‘lfe No. 1’, ‘Roma VF’,‘Round Red’, ‘Supersonic’, ‘UC-82’及び‘UN-81’の7品種を用い, 栽植場所と栽植日を変えて栽培した.
その結果, β-カロチン及びアスコルビン酸は栽植場所と栽植日により影響を受けるが, むしろ基本的には遺伝子型による影響が最も大きく, 多種の遺伝子により支配されているものと思われる.
β-カロチン含量と果色との間では負の相関がみられ, アスコルビン酸含量と還元糖との間には正の相関がみられた.