園芸学会雑誌
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カンキツ台木実生の生育と地上部の IAA および ABA 含量
野田 勝二奥田 均岩垣 功
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2001 年 70 巻 2 号 p. 258-260

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抄録
カンキツ台木, 'ヒリュウ', カラタチ, スイングルシトロメロの2年生の実生を用いて, 生育とIAAおよびABA濃度を調査した.台木実生の生育は, スイングルシトロメロが最も優れており, 'ヒリュウ'が最も劣っていた.T-R率は'ヒリュウ'で低く, スイングルシトロメロで高かった.10mmと50mmに伸長した新梢におけるIAA濃度は, 異なる台木実生間において有意な差異が認められなかった.ABA濃度は10mmの新梢において'ヒリュウ'で高くスイングルシトロメロで低かった.播種4週間後における実生の地上部ではIAA濃度は, 異なる台木実生間に有意な差が認められなかったが, ABA濃度はスイングルシトロメロで低く'ヒリュウ'とカラタチで高かった.台木実生におけるT-R率とABA濃度は接ぎ木後の穂木の樹勢を推測する目安になることが示唆された.
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