抄録
ヤマモモを材料として, エイジと葉の欠刻の関係及び繁殖に伴う葉の欠刻の変化を調査した.ヤマモモ実生苗の葉の欠刻は, エイジングに伴い浅くなる傾向を示し, 0年生から10年生の間で明らかな規則性がみられた.挿し木苗からの新梢の葉の欠刻は, 1年生以下の幼苗からの挿し木苗では欠刻の深さで母株との違いはみられなかった.一方, 2∿5年生苗からの挿し木苗では母株より欠刻が深かった.また, 培養苗からの新梢の葉の欠刻は, 母株に比べ明らかに深かった.挿し木苗, 培養苗ともにt検定による有意差が認められ, このことは株の若返りを表していると考えられた.