水文・水資源学会誌
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植生面蒸発散量のモデリング
モデルおよび観測による検証
木村 玲二近藤 純正大槻 恭一神近 牧男
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1999 年 12 巻 1 号 p. 17-27

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抄録
植生地における熱収支項,地表面温度,土壌水分の日変化および季節変化を計算する植生モデルを示した.モデルは植生を1層,土壌を2層として取り扱っている.計算に必要な気象データは日降水量,日最高・最低気温,日照時間,日平均風速,日平均水蒸気圧,日平均気温である.モデルの計算結果はタヌキ豆圃場における観測値をほぼ再現することができた. 土壌水分が観測されていないことを想定し,リモートセンシングによって算定,される活性度指数を用いて潜熱に対する葉面輸送係数と土壌水分を推定する方法を提案した.
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