水文・水資源学会誌
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熱収支に基づく融雪モデルの只見川上流域への適用
中村 亘山崎 剛近藤 純正
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1991 年 4 巻 4 号 p. 49-53

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抄録

福島と新潟の県境にある面積702.3km2の只見川上流域における融雪量を熱収支法によって計算し,ダム流入量の実測値と比較した.この流域では4月中旬~5月下旬に融雪量は50~100mmd1-となる. 融雪量の計算値と実測値の差は,最大±10~20mmd-1である.この差は,主として熱収支法に用いる気象要素の流域平均値の推定誤差によるものと考えられる.特に放射量の流域平均値の推定が重要である.

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