農業農村工学会誌
Online ISSN : 1884-7196
Print ISSN : 1882-2770
品質確保技術者からの視点
長沼 満富平野 冨治
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キーワード: 品質確保技術者
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2007 年 75 巻 9 号 p. 801-802,a1

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抄録

近年の景気の低迷, 建設投資が減少し公共工事予算が縮小する中, 会社が生き残りをかけて価格のみの過当競争が繰返し行われることは, 適切な技術力を持ち得ない会社のダンピングによる不良・不適格工事につながることが問題視されている。そのため価格と品質を総合的に評価する品確法 (法律18号平成17年4月1日施行) が制定されて発注者の透明性を確保した責任の強化と技術力競争を判断する資質が求められている。
こうした中, 東北農政局では平成18年度他局に先駆け直轄工事の発注に際しての審査・評価を行う「工事技術評価委員会」を設置し, 透明性の確保等を図るために外部委員として「農業農村整備事業工事の品質確保技術者」を認定した。
著者は外部委員としてこれに参画する機会を得たのでその実施状況等について考察を加えて一端を報告する。

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