抄録
日本は高齢化最先進国であり,高齢者が消費する市場も拡大の一途にある.高齢者を意識した市場の変化は確認されるが,約8割を占める「普通の高齢者市場」の開拓余地は依然大きい.“より良く生きること”が国民(高齢者)の根源的なニーズであるなか,その実現には高齢期に迎える3つの生活のステージ(生活自立期/自立度低下期/要介護期)をより良く生きることが重要である.そのためには高齢者が有する5つの課題(ニーズ)に対して,社会が解決策を提示していくことが必要である.解決策を創出する産学連携によるイノベーションが期待されている.