産学連携学
Online ISSN : 1881-8706
Print ISSN : 1349-6913
ISSN-L : 1349-6913
事例報告
大学知的財産の効果的な有用性マーケティングシステム構築に向けた取組み
松岡 篤子古川 勝彦
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 16 巻 1 号 p. 1_56-1_64

詳細
抄録

多くの大学,特に地方大学においては,産業集積地(都市部)から遠隔にあるなどの理由で,大学知的財産の権利化,実施許諾に至るマーケティング・ライセンスについては十分に行えていない.一方,企業は自前主義からオープンイノベーションに大きく舵を切っている中,必ずしも自らが興味のある大学知的財産に効率的にコンタクトできていない状況である.本稿においては,このような状況を改善する取組みとして,大学知的財産の権利化,保有及び活用を効果的に実施できる“知財マーケティングシステム”の構築に向けた取組みについて紹介する.

著者関連情報
© 2020 特定非営利活動法人 産学連携学会
前の記事 次の記事
feedback
Top