2025 年 21 巻 2 号 p. 2_74-2_82
大学発ベンチャー数および増加数にどのような大学の内部要因が影響を与えているのか明らかにすることを本研究の目的とした.解析には,ベイズ情報量規準(BIC)およびLasso回帰を用いた.従属変数には,2019年度,2020年度,2021年度の大学発ベンチャー数および1年間(2019年度~2020年度),2年間(2019年度~2021年度)の大学発ベンチャー増加数を設定した.独立変数には,共同研究受入額,受託研究受入額,科研費獲得額,特許出願件数,研究者数,専門支援人材数を設定した.その結果,各年度の大学発ベンチャー数には受託研究受入額が,大学発ベンチャー増加数には専門支援人材数が,最も大きな正の影響を与えていた.