産学連携学
Online ISSN : 1881-8706
Print ISSN : 1349-6913
ISSN-L : 1349-6913
論文
大学における大学発ベンチャー認定規程の有無及び研究職員兼業の可否が大学発ベンチャー数に与える影響に関する研究
―全国大学アンケート調査の結果から―
鹿野 京子小野 浩幸落合 文吾高澤 由美杉本 俊之
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 22 巻 1 号 p. 1_35-1_44

詳細
抄録

大学等に対する研究成果を活用した大学発ベンチャー企業創出への期待が一層高まる一方でコンプライアンス遵守の要請も強まっている.大学等内にベンチャー認定規程の整備などの「スタートアップ・エコシステム」整備が進むなかで,リスクマネジメントの違いがベンチャー創出にどのような影響をもたらすかについてはこれまでは必ずしも明らかにされてこなかった.

そこで,本研究では日本国内の805の大学に,大学における大学発ベンチャー企業に対する認定規程の整備状況及び研究職員兼業の運用についてアンケート調査を依頼し,回答があった136の大学の回答を対象に,大学発ベンチャー企業の設立数に影響を及ぼしうるかについて検証を行った.その結果,大学研究職員の大学発ベンチャーとの兼業の制約が,大学発ベンチャー企業の設立数に影響を及ぼす可能性があることが明らかとなった.

著者関連情報
© 2025 特定非営利活動法人 産学連携学会
前の記事 次の記事
feedback
Top