2020 年 102 巻 2 号 p. 3-13
教師は日々の算数の授業において,児童たちの「問題を追究する姿勢」を育むことに重きを置いている.その向上を目指した算数の授業として,第5 学年の合同な三角形の作図の場面において,三角形が決定するという見方を取り扱った実践を行った.その結果,一連の問題解決の過程の中で,問題を焦点化する過程と新しい見方を発見する過程に特徴を認めることができた.そして,児童たちの「問題を追究する姿勢」を大切にし,具体的な操作を伴った活動を中心に展開することで,児童たちの感覚に支えられた学びが得られることを明らかにした.