抄録
【目的】
本研究の目的は高強度間欠的運動直後のブドウ糖で特製したアイスクリーム摂取がインスリン分泌に与
える影響を市販のアイスクリームやスポーツドリンクを摂取した場合と比較検討することであった。
【方法】
男性7 名が高強度間欠的運動と中等度運動を組み合わせた運動の直後に試験食品を摂取し、摂取後30、
45、60、120分にglucose-dependent insulinotropic polypeptide(GIP)濃度、インスリン濃度、呼吸交換
比の測定を行った。試験食品は1.2 g/kg体重の糖質量を含むブドウ糖で特製したアイスクリーム(G-ICE
条件)、市販のアイスクリーム(C-ICE条件)、スポーツドリンク(CHO条件)であった。
【結果】
GIP濃度はG-ICE条件およびC-ICE条件がCHO条件と比較し摂取後30、45、60、120分で高値(p < 0.05)
であった。G-ICE条件のインスリン濃度は、CHO条件との間に相違はみられなかった。呼吸交換比はCHO
条件がC-ICE条件、G-ICE条件と比較し摂取後30、45、60、120分で高値(p < 0.05)であった。
【結論】
運動直後におけるブドウ糖で特製したアイスクリームの摂取は同糖質量のスポーツドリンク摂取と同程
度までインスリンを分泌させた一方で、糖質利用を抑制する効果を有する食品であることが示唆される。