【目的】
本研究では、青年期の競技選手を対象に、バランスの良い食事の習慣に関連する要因を居住形態別に明らかにすることを目的とした。
【方法】
18歳以上の競技選手を対象として、2020年10月~2021年1年の期間に、無記名のWeb調査を実施した。解析対象は、回答が得られた1,293名のうち1,239名であった(有効回答率95.8%)。対象者は、各料理区分(主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物)の1日の摂取頻度に基づき、2群に分類された(高頻度群:全ての料理区分の頻度が中央値以上であった者、低頻度群:それ以外の者)。居住形態別(1人暮らし、家族と同居、寮生活)に、χ2検定を用いて高頻度群と低頻度群の環境要因の違いを検討した。
【結果】
家族と同居および寮生活の者では、男女ともに食事の提供者がいる者に、高頻度群の割合が高かった。家族と同居および寮生活の女性においては、チーム内の食事に関する規範がある者に高頻度群の割合が高かった。1人暮らしの者では、バランスの良い食事の習慣と各要因との間に関連はみられなかった。
【結論】
1人暮らし以外の者では食事提供者の存在、家族と同居および寮生活の女性ではチーム内の食事の規範がバランスの良い食事の実践に影響を与える可能性が示された。