日本看護研究学会雑誌
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新人看護師の職場適応尺度の開発
─職場適応行動と職場適応状態─
北島 洋子細田 泰子
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論文ID: 20210406138

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抄録

目的:学生から看護師へのトランジションの時期における,新人看護師の職場適応行動尺度と職場適応状態尺度の信頼性と妥当性を検討する。方法:先行研究において質的帰納的に抽出し,表面妥当性と内容妥当性を検討された職場適応行動尺度原案82項目,職場適応状態尺度原案51項目について,新人看護師1,284名を対象に無記名自記式の質問紙調査を行った。結果:回収335名(回収率26.1%)であった。探索的因子分析により,職場適応行動尺度は5因子34項目,職場適応状態尺度は4因子26項目が抽出され,Cronbach’s α係数による内的一貫性,職務満足測定尺度との基準関連妥当性,再テスト法により安定性が確認された。結論:新人看護師の職場適応行動尺度と職場適応状態尺度は,信頼性と妥当性を有する尺度であることが確認された。

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