抄録
サルコイドーシスは全身性疾患であり,治療の適応というものは,病変部位,数,病勢などを考慮して,予後を予測した上での配慮が必要である.自然寛解や難治化の間の臨床経過からみた幅については,ある程度の情報が明らかにされてきているのが現状である.その中で肺病変について,ステロイド治療について,どのように適応を判断し,どのように量と期間,さらには併用治療について考えるべきかを経験と文献的情報から考察した.経験上は,少量のステロイドとメトトレキサートの併用治療による長期治療では,副作用の発現が少なく,治療効果,安定化を望めるのではないかとの印象である.