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日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌
Vol. 36 (2016) No. 1_2 p. 17-20

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http://doi.org/10.7878/jjsogd.36.1_2_17

総説

サルコイドーシス(サ症)の診断においては,その診断を決定付ける特異的な所見がないため,除外診断が基本となる.全身性疾患であるという点から種々の膠原病との鑑別が問題となるが,乾燥症状,体重減少,発熱,リンパ節腫脹,呼吸器症状,皮膚病変などは,共通して認められるものである.また,サ症は多様な免疫異常を呈し,これら膠原病との合併例の報告も多く,注意深い診断的アプローチが必要である.サ症と膠原病との合併としては,関節リウマチ,シェーグレン症候群,強皮症などとの合併例の報告が多い.また,関節リウマチに対するTNF-α阻害薬投与例では,サ症あるいは類似肉芽腫性反応の発現にも注意する必要がある.サ症病変は膠原病の症候として認識されやすく,病理学的検索が不充分な場合には,合併が看過される可能性がある.

Copyright © 2016 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会

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