日本口腔内科学会雑誌
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総説
口腔扁平苔癬研究の現況と将来の展望
杉田 好彦森山 雅文津島 文彦長谷川 博雅河野 憲司中村 誠司前田 初彦岩渕 博史安彦 善裕菅原 由美子伊東 大典川又 均
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2024 年 30 巻 1 号 p. 1-12

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抄録
口腔扁平苔癬は難治性の炎症性皮膚粘膜疾患である。その発症機序や治療法に関してはこれまで盛んに研究がなされ,膨大な知見が得られているものの,残念ながら本疾患を解明し十分に制御するには至っていない。本学会のOLP委員会は,先の10年間に臨床口腔病理学会と合同で開催した扁平苔癬ワーキンググループの活動を引き継ぎ,さらに発展させることを目的として設立された。この総説では,口腔扁平苔癬について現在得られている知見を本委員会で可能な限り収集して紹介するとともに,将来的に研究をどのように展開すべきかを提言する。
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© 2024 日本口腔内科学会
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