日本口腔内科学会雑誌
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症例報告
口腔内多発血腫を契機に診断されたHelicobactor pylori感染に伴う急性型免疫性血小板減少症の1例
齋藤 夕子黒川 亮冨原 圭
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2024 年 30 巻 2 号 p. 59-64

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抄録
免疫性血小板減少症は,口腔内症状を伴うことが多く,発症原因の1つとしてHelicobactor pylori (H.pylori)感染がある。われわれは,口腔内多発血腫を契機に診断されたH.pylori感染に伴う急性型免疫性血小板減少症の1例を経験したので報告する。患者は78歳女性で,全身の点状出血と口腔内多発血腫を認めた。血小板数0.3×104/μl,抗H.pylori抗体陽性で,メチルプレドニゾロン20mg/dayと免疫グロブリン10g/dayの点滴投与,血小板20 単位の輸血,H.pylori除菌治療で血小板数の回復を認め,経過は良好である。
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© 2024 日本口腔内科学会
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