精密機械
Print ISSN : 0374-3543
グループテクノロジと計算機
本田 冨士雄吉田 嘉太郎
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1972 年 38 巻 444 号 p. 27-32

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抄録
このように, グループテクノロジの概念はいろいろの分野への応用が可能であり, しかも各分野の合理化に直接つながる重要な概念であると考えられる.
現在, CAMといわれる電子計算機による生産管理システムにも, グループテクノロジの概念は広い応用範囲をもっている.いわゆるプロセスのファミリ化, これは幾何形状も含めた機械の動きを考慮したプロセス群の形成, この基本になるプロセスのモージュル化が今後の重要な問題になるであろう.
いろいろなデータが, 電子計算機にスドアされるが, あらかじめグループテクノロジの概念にもとついて整理することにより, 各種情報が必要に応じて簡単に引きだすことができる.このようにグループテグノロジの概念は, 電子計算機の有効利用, ひいては生産ンステムの能率化の重要なカギになると考えてよい.
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© 社団法人 精密工学会
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