精密機械
Print ISSN : 0374-3543
事務用機械
複写機
村松 多賀夫
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1984 年 50 巻 1 号 p. 124-126

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抄録

事務機械の中でPPCについて述べてきたが,今後の展開としては,一つはシステム化が進み,端末機器として位置づけられるものと,パーソナル化の方向に進むものに二極化していくと考えられる.PPCでいえば,ディジタルコピーとして,コピーの編集,電送,ファイリングなど,画像処理通信技術が重要になってくると考えられる.またレーザビームプリンタや光ディス久光磁気ディスクを応用した電子ファイルなど新しい事務機械の普及も予想され,これらに応用されるレーザ走査光学系,光ヘッドなどへの精密機械技術も重要になってくると考えられる.一方,パーソナル化においては,高信頼性,メンテナンスフリー化低価格化の必要から,より合理的設計,生産の自動化が要求され,設計から組立,検査に至るすべての工程において精密技術が重要な役割を担うと考えられる.

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© 社団法人 精密工学会
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