抄録
砥粒をニッケルコーティングした砥石を試作し,それとコーティングしない砥石を用い砥石に電着を行いながら加工する加工法でその加工特性を比較検討して次のようなことがわかった.
(1) 砥粒をコーティングした砥石では電着性がよくなり,そのため加工表面粗さを小さくする.最適な実験条件で表面粗さは0.015μm位になった.
(2) 本加工法において砥石に電着した銅は加工の進行とともにフェライトの表面粗さがある程度小さくなると摩擦的作用として働き,それが加工液の化学的作用と複合され表面粗さを小さくする.この摩擦的作用が加工液のある適当な硫酸濃度のとき加工量特性に相乗的作用が現れ表面粗さを最も小さくする.