広島大学大学院教育学研究科
津山市立向陽小学校
2019 年 19 巻 1 号 p. 27-39
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本稿は中学2年生の女子(以下Cl)に行った認知カウンセリングによる学習支援の実践報告である。Clは文字を使った式の理解が不十分で,数学全般に対する苦手意識も強かった。そこで再活性化説にもとづく反復学習と“問題が解けた”という成功体験を得られるような支援を行い,知識の定着と苦手意識の克服を図った。その結果文字に関する理解が促進され,またClの発言からは自己効力感の向上と苦手意識を克服した様子が見られた。
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