静脈経腸栄養
Online ISSN : 1881-3623
Print ISSN : 1344-4980
ISSN-L : 1344-4980
症例報告
在宅中心静脈栄養長期施行中に発症した銅欠乏症の2例
伊藤 由紀白水 重尚安藤 哲朗鍋島 俊隆
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 21 巻 1 号 p. 1_79-1_83

詳細
抄録
医療の高度化、人口の高齢化に伴い長期にわたり中心静脈栄養 (TPN) や経腸栄養を継続する症例が増加し、経口摂取では本来発症しにくい微量元素の欠乏症が報告されている。また、長期のTPNを施行した場合、微量元素製剤の使用を怠ると、銅が欠乏し貧血や白血球減少などを来たすことも知られている1)。今回、長期にわたり在宅TPN施行中に発症した銅欠乏症2症例を経験したので報告する。
著者関連情報
© 2006 日本静脈経腸栄養学会
前の記事 次の記事
feedback
Top