静脈経腸栄養
原著
緑茶カテキンは抗酸化作用により肝障害を抑制する
小林 英史田中 芳明浅桐 公男朝川 貴博谷川 健鹿毛 政義八木 実
著者情報
キーワード: カテキン, 肝線維化, 抗酸化
ジャーナル フリー

24 巻 (2009) 6 号 p. 1207-1213

詳細
PDFをダウンロード (574K) 発行機関連絡先
抄録

【目的】緑茶カテキンには抗線維化作用や抗酸化作用があると報告されており、その効果および作用を胆汁鬱滞性肝障害モデルラットを用いて系統的に検討した。【対象及び方法】Wistar rat胆管結紮モデルをSHAM群、無治療群、治療群の3群に分け、17日後に犠死させた。検討項目は、AST、ALT値、抗酸化の評価として4-Hydroxynonenal染色と8-oxo-2'deoxyguanosine染色、炎症性サイトカイン活性化のkey mediatorとして転写因子Activator Protein-1 mRNAの定量、星細胞の活性化の指標として肝臓組織中のTGF-β1の免疫染色、線維化の評価としてAzan染色とα-smooth muscle actin染色である。【結果】緑茶カテキン抗酸化剤投与により、血清AST、ALT値の低下、転写因子AP-1の低下、酸化ストレス障害の軽減、星細胞の活性化の抑制、線維化の抑制がみられた。【結論】緑茶カテキン抗酸化剤投与により、酸化ストレス障害および転写因子の発現を抑制し、星細胞の活性化を抑制することによる線維化抑制効果が示唆された。

著者関連情報
© 2009 日本静脈経腸栄養学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top