静脈経腸栄養
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原著
COPD患者における食後代謝の検討
栗原 美香長尾 大志仲川 満弓丈達 知子中西 直子岩川 裕美大澤 真中野 恭幸佐々木 雅也田中 俊宏小松 龍史
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2010 年 25 巻 6 号 p. 1235-1241

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抄録

目的 : COPDでは体重減少の一因として安静時消費エネルギー (REE) の亢進が指摘されているが、食後代謝 (TEF) の関与については十分な知見が得られていない。そこで、COPD患者のTEFを健常者と比較検討した。
対象及び方法 : 体重減少がみられないCOPD患者9名 (%FEV1 mean ± SD 52.0 ± 16.7% BMI 23.1 ± 2.3kg/m2) と健常者5名 (85.4 ± 12.9% 24.9 ± 5.2kg/m2)を対象に、間接熱量計による代謝測定と生体インピーダンス法による体脂肪測定を行った。
REEの測定は早朝空腹時に行い、TEFの測定は試験食摂取後30~240分まで30分毎に行った。
結果 : REEはCOPD群とコントロール群において有意差はなかったが、TEFはCOPD群で有意に高値であった (p<0.05)。
結論 : 標準体重のCOPD患者においても、すでにTEFは亢進しており、エネルギー代謝の変化が確認された。

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© 2010 日本静脈経腸栄養学会
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