抄録
地域で食支援を行なう訪問看護ステーションを開設した。
「多職種連携」という言葉が聞かれるようになってから久しいが、あなたの住んでいる、もしくは働いている地域で「顔の見える関係」とは、構築されているだろうか。あなたの大切な人が倒れたとき、あなたが老いた時、どんなケアが、どんな場所で、誰に依って提供されるだろうか。地域連携の栄養管理を行う上で、看護師はどのような役割を果たせば良いのだろうか。実践を始めたばかりではあるが、NST専門療法士の資格が、地域連携においてどのようにいかされるか、ステーションでの実践を通して考察する。