日本小児外科学会雑誌
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1-2) 診断総論(疫学・診断, <特集>小児の肝癌)
小出 亮
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1974 年 10 巻 1 号 p. 13-19

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抄録
小児の原発性肝癌診断に際しては, 一刻も早い確定診断を下して外科的適応を考えるべきで, その為には有効欠くべからざる検査を最短コースで行なわねばならない.初診時, 直ちに単純胸・腹部X線撮影, 血液生化学, 尿中VMA定量を先ず行なって, 結果を待つ間にIP, Echo, 次いでAngioを実施し, 必要あればScintiを行なう順と考えられる.αfとVMAにウエイトがあることは肝癌に限らず小児悪性腫瘍の鑑別診断方式として欠くことは出来ない.
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© 1974 特定非営利活動法人 日本小児外科学会

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