日本小児外科学会雑誌
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原著
内鼠径輪所見からみた小児精系水瘤に対する laparoscopic percutaneous extraperitoneal closure (LPEC 法)の妥当性について
久山 寿子, 植村 貞繁, 吉田 篤史, 山本 真弓
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2014 年 50 巻 7 号 p. 1099-1103

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抄録
【目的】小児精系水瘤におけるlaparoscopic percutaneous extraperitoneal closure(LPEC 法)の妥当性を明らかにするため,腹膜鞘状突起の開存の有無,手術成績を評価し検討した.
【方法】当施設で2005 年4 月から2013 年12 月までに小児精系水瘤に対し,LPEC 法による腹腔鏡下手術を行った症例を後方視的に検討した.術中,腹膜鞘状突起の開口部の大きさを鉗子で測定した.診療録から,開口部の大きさ,腹膜鞘状突起の所見,手術成績について評価した.
【結果】両側7 例を含む96 人に対し腹腔鏡下手術を行った.1 例を除き,全ての症例で肉眼的な腹膜鞘状突起の開存が見られ,開口部の大きさの平均は5.2±2.9 mm であった.LPEC 法にて腹膜鞘状突起を閉鎖後,水瘤が大きく残る症例に対しては水瘤の穿刺排液を行った.術中・術後の合併症や再発は認めていない.
【結論】小児精系水瘤では,内鼠径輪で腹膜鞘状突起の肉眼的な開存が認められ,腹膜鞘状突起を介した腹水の移動が原因であり,LPEC 法が小児精系水瘤の標準術式となり得る.
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