日本小児外科学会雑誌
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先天性腸閉鎖症の臨床的検討
浅倉 義弘大橋 映介葛西 森夫
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1973 年 9 巻 2 号 p. 294-302

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抄録
東北大学第2外科で経験した28例の先天性腸閉鎖症について, 臨床的検討を加えるとともに, 生存例の遠隔調査の結果について報告した.本症は新生児腹部外科では最も症例が多く, 小児外科医にとっては比較的遭遇する機会が多いものであるが, 臨床的にもまだ多くの問題が残されており, わが国における治療成績は必ずしも良好とはいえない.早期診断, 早期手術がさけばれたのはひと昔前のことであり, 適かくな手術とともに, 術前の充分な治療が治療成績向上につながるものであると考える.
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© 1973 特定非営利活動法人 日本小児外科学会

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