2021 年 1 巻 Supplement 号 p. S12
2012年ロンドン大会よりスポーツ庁の受託事業として、オリンピック競技大会においてマルチサポートハウスという名称で村外での支援活動が始まった。その後はプロジェクト名がハイパフォーマンスサポートセンターに変更となり、2016年リオ大会からはパラリンピックでも実施された。これらの様子については第6回大会にて紹介した。
この事業は、オリンピック・パラリンピック競技会において日本代表選手がメダルを獲得できるよう、スポーツ医・科学、情報分野等からの高度なサポートを提供する体制を構築し、スポーツ庁が選定するターゲットスポーツのアスリートに対して、多方面からの支援を実施することを目的としている。
東京2020大会においては、自国開催における効果的なハイパフォーマンス・サポートの実現に向けた体制構築を行った。今回はこれまでとは異なり自国開催という中でのサポートを実施したのでその具体的な活動内容について報告する。