日本代表選手団本部メディカル（トレーナー）の役割と活動について

抄録

東京2020オリンピック競技大会では日本代表選手団（以下、選手団）本部メディカルとして、ドクター5名、トレーナー3名が派遣された。トレーナーは男性2名、女性1名でいずれも理学療法士とアスレティックトレーナー資格を有していた。本部メディカルの役割は選手団メディカルの統括と競技団体（以下、NF）メディカルの後方支援である。東京2020大会における本部トレーナーの主な業務は以下であった。

1）本部トレーナールームにおける選手対応

2）NFからの要請による競技会場への帯同

3）NF貸出用ケアルームと選手団専用アイスバスの管理　本講演では、本部トレーナーの役割と活動内容の実際について紹介する。