2025 年 3 巻 1 号 p. 1-5
【目的】中学生のスポーツ障害に対し理学療法士(PT)が学校で運動指導等の介入を行うことの頻度による有効性の違いを明らかにすること。
【方法】2018~2021年に運動器検診を行った中学生のべ1232名を対象とした。医師にスポーツ障害と診断された生徒に対してPTが運動指導を実施し,2018~2019年(A群)は検診時の1回のみ,2020~2021年(B群)は検診時及び検診後も月1回継続した。スポーツ障害の有病率とスポーツ障害の生徒の翌年の経過を2群間で比較した。
【結果】スポーツ障害の有病率(A群/B群)は11.1 %/7.6 %,スポーツ障害のあった生徒の同疾患継続率は26.5 % /6.9 %,別疾患発症率14.3 %/2.3 %とB群で有意に低かった。スポーツ障害のなかった生徒からの発病率に有意差はなかった。
【結論】学校への介入頻度は年1回より月1回の方がスポーツ障害の治癒に有効であった。