2026 年 4 巻 1 号 p. 33-38
【目的】本研究の目的は,野球選手の肘頭骨棘の有無と肘関節機能および肘関節外反角との関係性を検討することである。
【方法】プロ野球選手30名を対象とした。肘関節単純X線像から肘頭骨棘の有無により,骨棘あり群と骨棘なし群に分類し,肘関節外反角,肘関節・前腕可動域(屈曲,伸展,回内,回外)およびZeroリリーステストの代償有無を比較した。
【結果】骨棘あり群20名,骨棘なし群10名に群分けされた。肘関節外反角に関しては,carrying angleが骨棘あり群で有意に高値を示した(p=0.04)。可動域,Zeroリリーステストの代償の有無に差はなかった。
【結論】骨棘あり群ではcarrying angleが増大していたが,肘伸展機能には差がなかった。